皆川雅身アートギャラリー

  第2回皆川雅身油彩画展(1)

   欧州 風景・人物画

  「カーニバルデビュー」 
       
  
イタリア F100

 かって10000年の間、「アドリア海の女王」と呼ばれ栄華を誇ったベネチア。豪華な衣装と仮面を身につけ街中で交流するカーニバルに世界中から観光客が訪れる。3月4日の貴重な最終日を一日散策した。お揃いの衣装で手をひく母と幼い娘の姿に視線が注がれ、凛とした雰囲気が漂う。 

   2014年制作  
  「ビアレッジョのカーニバル」
   
  
イタリア F50
 
 南欧の春先のカーニバルで特に印象に残ったのがビアレッジョ。巨大な張子のステージにスタッフを沢山乗せ、トラクターで移動する大掛かりな山車に圧倒された。その前後に衣装を身につけた一団が雰囲気を盛り上げる。     

   2014年制作
  「レグニッツ川の畔」 
 
  
ドイツ M40
  
 ドイツ一美しい街と言われるバンベルク。レグニッツ川の橋上の旧市庁舎をぬけ、川沿いに並ぶ漁師の古い家々が並ぶ小ベニス地区に出た。船着場から対岸の先に尖塔が美しい宮殿と教会を望める
              
   2013
年制作
  「朝霧のブリュージュ」

   
ベルギー F30

 11世紀北欧随一の国際貿易地として発展したブルージュは、その後衰退し「死都」といわれるようになったが、古い町並みが美しく残り、ベルギー一の観光地となった。早朝、人気の無い町中を運河沿いに散策した。霧に包まれる神秘的なブリュージュに出会えた。
   「ベネチアの華」 
          
  
イタリア F20
 
  18世紀のベネチアで豪華な衣装と仮面を身につけ素性を隠して交流した祭典が、カーニバルの始まりという。夜の船着場で、パッチワーク風のカラフルな衣装に大きな扇を手にしポーズをとる女が魅力的だった。             

   2014年制作
  「ゴルドバの裏通り」 

  
スペイン F20
 
 セビリアから新幹線で、イスラム世界の中心として栄えた町ゴルドバへ。王朝が全盛期には、人口100万人を超えたという。駅から巨大なモスク「メスキータ」を目指し、迷路のように路地が入り組んだユダヤ人街を散策した。
  「ポロスタウン」

  
ギリシャ F10

 エーゲ海一日クルーズで訪れたポロス島。島はオリーブと松の緑に覆われ、丘には白い家やオレンジ色の屋根がはりついている。島の中心は港のポロスタウン。港にはヨットクルーザーが並ぶ。
  「サントリーニの夕暮れ

   ギリシャ F10
 
 エーゲ海クルーズで最後に訪れたのがサントリーニ島。幻のアトランティス大陸だったといわれている。現在の街並みは、半世紀ほど前の大噴火後にできたそうだ。島の中心フィラの町からバスに乗り、島の北端に位置するイアの町へ。夕暮れが近づくと、狭い通りには人の列が連なり、エーゲ海に沈む太陽に見入っていた。          

   2014年制作
  「カレル橋の奏者」 

   チェコ P10

 20年ぶりに訪れた冬のプラハ。カレル橋は人気スポットだけに、多くの観光客であふれていた。赤いダウンジャケットの古典楽器奏者が帽子をとって挨拶してくれた。ハンドルを回転して聞こえる曲音に心が癒された。           

   2013年制作
  「街角で休息」
 
   
ドイツ P10

 ドイツ北部、メルヘン街道の起点の町ブレーメン。「ブレーメンの音楽隊」の像は、市庁舎脇にあったが意外と小さiい。旧市街の中心マルクト広場から小さな家が狭い通りの両側に軒を連ねるシュノーア地区を歩いた。街角で、歴史を感じさせる男性に出会った。   

   2013年制作
  「洞窟住居の街マテーラ」

    イタリア F10
 
 南イタリアにあるマテーラ。旧市街にはサッシと言われる洞窟住居がびっしりと斜面に張り付くように広がり、谷の先の乾燥しきった山の斜面には、洞窟がまばらに散らばっていた。夏の強い日差しをあび、乾燥しきった町中を歩く住民の姿を見かけることはなかった。 
  「早朝のアルベロベッロ」

   
イタリア F10

 南イタリアにある「素晴らしい木」という意味のアルベロベッロの町。ツルッリという円錐形の屋根を持つ建物が並ぶ。静けさが戻った早朝の旧市街をのんびりと散策した。
  「北のヨットハーバー」

    ノルウェー F10

 バイキングの時代に築かれたノルウェーの首都オスロは北海に面していたオスロフィヨルドの最奥に位置している。小島や海岸に面した波打ち際にはミニハウスが点在し、大きなヨットハーバーを見ていると、海に乗り出すバイキングの国だと感じさせられた。 
  「聖カタリーナの小径」

    エストニア F10

 タリンの城壁に囲まれた旧市街、下町を散策して瞬時に目を奪われたのがカタリーナの小径。ドミニコ修道院南側の壁に沿って延びる通り。向かいのレストラン等の壁の間に幾本もの屋根状の柱。旧市街で最も美しい通りと言われているらしい。
  「モスタルの橋」

    ボスニア F10

 ネレトバ川に沿ってサラエボに向かう途中にモスタルの町がある。ユーゴの内戦で、歴史ある橋が爆破された。戦後平和の象徴として再建され、世界中に知られることとなり、多くの観光客が訪れる。橋の中央から川に飛び込む勇敢な青年たちに声援をおくる。
  「 城壁に続く道」

     モンテネグロ F10

 バルカン半島の中央、アドリア海に面した小国モンテネグロ。複雑に入りこんだ入り江の奥にある中世の城塞都市コトル。オスマントルコの侵略を防ぐため、背後の切立った岩山の斜面にも城壁が連なる。アーチをぬけ狭い路地から城壁へと進む。
  「ベラート城の花嫁」

    アルバニア F10

 8月のアルバニアは、外国に出稼ぎに行っていた若者たちが戻ってくる。行く先々で結婚式を見かけた。「千の窓の町」ベラートの中心にある古城で花嫁・花婿に出会った。眼下に広がる景色を見ながら、愛を誓ったいるのだろう。 
  「ラマンチャの白い風車」

    スペイン F10

 アラビア語で、「乾燥した大地」という意味のラマンチャ。赤茶けた大地がどこまでも続くドンキホーテの故郷である。今も、丘の上に10基の風車が残る白い町カンポ・デ・クリプターナ。白い風車が青い空に映えて美しい。 
  「デルフトの小運河」

    
オランダ F10

 8月のオランダは雨模様の日が多かった。デルフト焼きで有名なデルフトはスヒー川から引き込まれた小運河が縦横に走り、フェルメールが一生を過ごした美しい町である。中世の当時の建物が多く残り、しっかりした町のたたずまいに魅了された。 
  「運河の町」

    
ベルギー P10

 フランドル伯爵の首都として発展し、その後イギリスからの羊毛の輸入港として貿易の拠点となり、その後衰退し「死都」とまで言われたが、中世の時を止めた街として多くの観光客の訪れる街として甦った。永い眠りから覚めたブルージュは魅力的な街である。 
  「アクロポリスを望む丘で」※

    ギリシャ F8

 パルテノン神殿のあるアクロポリスの丘を望む小高い岩山に登った。頂上の先は、切立った崖になっている。わずかな観光客の他に、黒い身形の修道士の姿を見かけた。岩山を下る女性のスカートの裾が風に揺らいだ。大都会と化したアテネの街でも、ここからは古代都市に思いをめぐらせることができる。
       
            
    2014年制作
  「メテオラの夕暮れ」

    ギリシャ F8

 ギリシャ本土のほぼ中央、奇岩群の頂上に修道院が建つメテオラ。観光拠点の村カランバカに着くと、タクシーを手配し夕暮れ時のメテオラを目指す。修道院を見渡せる小高い岩山に登ると、腰を下ろしゆったりのんびりと至福のひと時を楽しむ光景に出会うことができた。          

   2014年制作 
  「青い屋根の教会」

   
ギリシャ P8

 強風による 高波で危ぶまれたが、幸運にも上陸できたサントリーニ島は、切立った断崖の上に張り付くように白い家が連なっていた。入り組んだ狭い通路の先に青い屋根の教会が点在し、美しい景観をつくりだしていた。階段を登ってくる少女が印象的だった。
   
                 
    2014年制作
  「白鼠の貴族」

    イタリア P8

 18世紀のベネチアで豪華な衣装と仮面を身につけ素性を隠して交流した祭典がカーニバルの始まりであり。沢山の白鼠を縫い付けた衣装を身にまといポーズする姿がひときは目をひいた。 

   2014年制作 
  「2月のチンクエテッレ」

    イタリア F8

 「五つの土地」という意味のチンクエテッレ。入り組んだ入り江の断崖絶壁の五つの村。まず、ヴェルナッツアの村を訪れた。駅から数分で海岸に出た。夏ともなると、多くの人達でにぎわうだろう浜辺もひっそりとし、のんびりと時を過ごす人の姿が印象的だった。
        
           
    2014年制作 
  「荷車のある通り」

    イタリア F8

 南 イタリアにあるマテーラ。旧市街にはサッシと言われる洞窟住居が斜面に張り付くように広がっている。馬かロバに引かせる古びた荷車が壁に立て掛けられていた。その前をオートバイが通りすぎていった。
  「凍てつく古都」

    チェコ P8

 12月下旬の旅。ウィーンからプラハに向かう途中、車窓から見える景色は、樹木の枝先まで真っ白。古都テルチを囲む湖は氷がはり、地面の草ひとつひとつも真っ白。初めて体験する神秘的な世界に心が奪われた。            

   2013年制作
  「コルチュラ島の家並み」

   
クロアチア F8

 アドリア海のコルチュラ島の旧市街には、マルコ・ポーロの生家であると伝えられる建物がある。クロアチアはカルスト地形のため、海の水はどこでも透き通るほどに美しい。青い海が広がっていた。 
   「ブリッゲンの通路」※

   
ノルウェー F8

 中世ハンザ都市の面影を残すベルゲン。港の東側にあるブリッゲン地区は、ドイツから来たハンザ商人の町。現在土産物店やレストランになっている三角屋根の建物は、柱が傾き、隣同士が支え合っているかのように建ち並ぶ。
   「コツウォルズの村」

    イギリス F8

 かって羊毛取引の集散地として栄え、英国の原風景が残るコツウォルズで、「リトルベニス」といわれ最も人気のあるボートン・オン・ザ・ウォーター。村を流れるウインドラッシュ川に3連アーチの5つの石橋がかかり、ライム・ストーンの家が点在していた。かわいい村である。
  「モンマルトルの裏通り」

    フランス F6

 モンマルトルの丘に建つサクレクール寺院の西に位置するテアトル広場をぬけ下り坂の四つ角に建つ館に興味がわいた。ユトリロやピカソたちが幾度と無く目にしただろうと思いをはせた。 
  「サントリーニの誓い」

    ギリシャ F4

 強風のため上陸が危ぶまれたサントリーニ島。正式名はティラ島という。赤茶けた断崖のてっぺんに白い家がびっしりと建ち並び、青い屋根の教会が点在している。白いウェディングドレスの女性が教会の前で、誓いを立てている姿が印象的だった。 

   2014年制作
  「カーニバルへようこそ」

   
イタリア F3

 18世紀のベネチアで豪華な衣装と仮面を身につけ素性を隠して交流した祭典が、カーニバルの始まりという。サンマルコ広場にはステージも設置され、その周辺は衣装をまとったカーニバル参加者が集中する。歓迎するポーズが嬉しかった。  
   2014年制作 
  「扇で舞う女」

   
イタリア F3

 18世紀のベネチアで豪華な衣装と仮面を身につけ素性を隠して交流した祭典が、カーニバルの始まりという。夜の船着場で、パッチワーク風のカラフルな衣装に大きな扇を手にし表情豊かにポーズをとる女が魅力的だった。       

   2014年制作 
  「モンマルトルの小路」

    フランス F4

 モンマルトルの丘に建つサクレクール寺院の西に位置するテアトル広場は観光客と絵描きたちでにぎわっている。広場をぬけると、ロートレックやユトリロが愛した懐かしい風景に出会えた気がした。 

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